死亡事故で書類送検 和歌山の木材会社と現場責任者 熊野労基署

【熊野】熊野市内の山林で作業員が何らかの物体に激突されて死亡した事故を受け、熊野労働基準監督署は6日、労働安全衛生法違反の疑いで、和歌山県新宮市の木材販売会社「山一木材」と現場責任者の40代男性を書類送検した。

送検容疑は3月27日、熊野市内の山林で作業員に、作業計画に林業架線作業の方法と、機械集材装置の最大使用荷重を示さないまま作業させた疑い。

同署によると、機械集材装置の搬器に木材をつるす作業をしていた作業員に、木材やワイヤロープとみられる物体が激突し、頭蓋内損傷により搬送先の病院で死亡が確認された。同署は認否を明らかにしていない。