トルコ地震被災地で支援活動 鈴鹿の藤川さんに外務大臣感謝状 三重

【外務大臣感謝状を手にする藤川さん=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市安塚町の鈴鹿腎クリニックの藤川兼一副臨床工学技士長(46)はこのほど、「トルコ共和国における地震被害」の支援活動による功績をたたえ、外務大臣から感謝状を授与された。

藤川さんは長年JICA(国際協力機構)で活動し、現在は業務の傍らJICA国際緊急援助隊・常設班員として、同隊が保有する医療機器や医療資機材の平時のメンテナンスやマニュアル更新などをする。

地震は令和5年2月6日にトルコ共和国やシリアアラブ共和国で発生。

藤川さんは12―24日にかけ「JICA国際緊急援助隊・医療チーム」の一次隊員として派遣された。支援活動の功績を評価され、8月1日に感謝状を授与されたという。

10月31日に同市役所を訪れた藤川さんは「今回の活動で得た貴重な経験を自身の施設や地域における災害対策に還元していきたい」と話し、末松則子市長に報告。

末松市長は「被災後すぐに被災地を訪れ活動するのはすごいこと。今後経験を生かして知恵を借りれたら」と話した。