自ら育て収穫したもち米販売 四日市の神前小5年生 三重

【来場者にもち米を販売する児童ら=四日市市曽井町の神前小学校で】

【四日市】三重県四日市市曽井町の神前小学校の5年生が自ら育て収穫したもち米を、3日に小学校で開かれた「神前地区文化祭」の会場で販売した。

多くの人でにぎわう中、児童らは「もち米はいかがですか」と来場者に声をかけた。収穫したもち米の一部を一袋(450グラム)300円で販売し、240袋を用意。訪れた地域の人たちが買い求めていた。

5年生49人は総合学習の一環で、もち米の栽培に取り組んだ。4月に種をまいて苗を育て、5月に近くの田んぼに田植えをし、9月に稲刈りと脱穀も体験した。

岡本陽太さん(11)は「みんなで協力して育てたもち米を、たくさんの人が買ってくれてうれしい」と話した。

12月に残りのもち米で餅つきをして、みんなで食べる予定。この日の売上金は、きな粉などの購入に充てる。