インクルーシブを知って 伊勢市営大仏山公園で家族連れ学ぶ 三重

【手話クイズに参加する子どもたち=伊勢市小俣町の大仏山公園・山のなかよし広場で】

【伊勢】障害の有無に関わらず誰もが一緒に楽しめる「インクルーシブ」な遊具を整備した三重県伊勢市小俣町の市営大仏山公園・山のなかよし広場で3日、野外イベントが開かれた。秋晴れの下、多くの家族連れが、宝探しや手話クイズ、インクルーシブスポーツ体験などを楽しんだ。

なかよし広場は、インクルーシブ公園の普及に取り組む市民団体「みんなの公園つくり隊ise」や地元の児童、市民らの意見を遊具に取り入れ、今春完成。イベントは、楽しみながら公園について知ってもらおうと、同団体が企画した。

会場では、インクルーシブ公園への理解を深めるクイズラリーや宝探し、手話クイズ、車イスの散策体験、どんぐりや落ち葉の工作など、多彩なコーナーが設けられ、子どもたちがさまざまな体験や遊具遊びを楽しんだ。

同団体の松元康枝代表(43)は「インクルーシブ公園は、いろんな人をつなぐ公園。知らない人にこそ興味を持ってほしい。遊びの中で理解を深めてもらい、みんなでつくった公園を楽しんでほしい」と話していた。