絵画や陶芸、力作そろう 尾鷲市民文化展に300点 三重

【力作ぞろいの絵画を鑑賞する市民ら=尾鷲市中村町の中央公民館で】

【尾鷲】市民らが文化作品を発表する「尾鷲市民文化展」が2、3の両日、三重県尾鷲市中村町の中央公民館で開かれている。出品された約300点が来場者を楽しませている。無料。午後4時まで。

市民に芸術発表の場を提供しようと、市文化協会と市教委が主催。昨年度まで前後期に分けて展示したが、本年度は1期に集約した。小学生から高齢者まで計223人が出品している。

一般は絵画や陶芸、写真など12部門に186点が集まった。大谷翔平選手を描いた岡智之さんの絵画や、約80個のさるぼぼをつるした中村ひろ子さんのつり飾りなど、力作がそろう。

尾鷲高校は写真同好会と書道部、美術部の22点を出品。3日午前10時からは、公民館中庭で吹奏楽部による演奏会もある。特別展として、放課後学童クラブの児童らの約100点も並べた。

市文化協会の川口堅士会長は「昨年度より作品数は少ないが、今回もレベルの高い作品が集まっている。変わり種もあって非常に面白い。じっくり鑑賞していただければ」と話している。