【四日市】三重県警四日市南署は29日、市内の60代男性が、9月16日から10月14日までの間、インターネット契約の違約金などの名目で現金約2130万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として調べている。
同署によると、男性の携帯電話に9月16日、「NTTサービスセンターのキモト」と名乗る男から電話があり、「インターネットの契約で違約金が発生している。裁判沙汰になるので今日中に29万6千円を振り込んで」と言われた。
男性が市内金融機関で振り込んだ後も「日本サイバー対策本部のエンドウ」と名乗る男や、広島県廿日市署の「シラトリ」をかたる者から紹介された「日本サイバー対策本部のミヤニシ」と名乗る男から、裁判の解決費や「サイバー保険」加入費、保険金詐欺の調査名目で金銭の要求が続いた。
男性は10月14日まで、指定された口座に計18回振り込んだが、その後男らと連絡が取れなくなったため同署に相談し、被害が発覚した。