立民の下野幸助氏の当選確実で重苦しい雰囲気に包まれていた鈴鹿市西条八丁目の選挙事務所では、28日午前0時45分ごろ、川崎秀人氏の東海比例ブロックでの復活当選の一報が入ると、支持者らの悲痛な表情は一変して歓喜にあふれた。
万歳三唱の後、川崎氏は「小選挙区で勝利を得ることができなかったことは大変悔しい思いをしている。何より自分の力不足ということは受け止めた。その上で、比例復活できたということは、北勢でしっかりと課題解決していくための資格をいただいたということ。これから先の社会課題解決に邁進していく」と意気込みを語った。
二期目の具体的な取り組みとして、地方創生を挙げ「日本がもっと活力を持つためには地方に元気が必要。そのためには邪魔になっている法律や規制を改革する」と述べた。
前回は小選挙区で初当選した川崎氏だが、今回は自民逆風の影響で苦戦を強いられた。選挙戦では人口減に伴う課題の解消に努める姿勢をアピールするとともに、自らに政治資金収支報告書の不記載はないことを強調。比例復活のラインは維持した。