【伊勢】三重県の伊勢神宮外宮で26日、食品事業者らが食と産業をつかさどる豊受大御神に自然の恵みへの感謝をささげ、自社の生産品などを奉納する「外宮奉納」が、伊勢商工会議所の主催で開催された。
この日は全国から食品事業者ら23社が外宮北御門広場に集い、伊勢商工会議所の清水秀隆副会頭が「商品の向こう側にあるお客さまの笑顔が働く原動力。そういった熱い思いで本日新たに誓いを立ててもらえれば」とあいさつした。
その後、事業者らの列は北御門広場を出発し、神楽殿前で、誠実なものづくりへの誓いや今後の目標などをつづった宣誓書を奉納。続けて神楽の奏上、御垣内での特別参拝、別宮遙拝をした。
今回奉納された品々は、全国23社から計51品で、奉納されたものと同じ商品には奉納証マークを表示することができる。
また26、27日の2日間、同広場では3年以内に奉納された商品を販売する第32回外宮奉納市も開催され、多くの参拝客が野菜や餃子、うどんなど、事業者ら自慢の逸品を買い求めた。