ホンダS600クーペ登場 鈴鹿市役所、展示車両入れ替え 三重

【空力性能に優れた流線型のボディ形状が特徴のホンダS600クーペ=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市はこのほど、同市役所モータースポーツ振興コーナーで開催中の「『世界一への挑戦』―世界に名を知らしめたホンダS600」で、展示車両を入れ替え、昭和40年式の四輪車、「ホンダS600クーペ」1台を展示した。11月20日まで。

S600クーペは入れ替え前に展示してあったS600の派生モデルで、空力性能に優れた流線型のボディ形状が特徴。モータースポーツ愛好家のベース車として人気があったという。当時の販売価格は59万9千円。

車両展示を通じて「モータースポーツのまち鈴鹿」を広く発信するのが狙い。車両はホンダコレクションホールから借りた。

担当の商業観光政策課は「展示を通じて、日本におけるモータースポーツ黎明(れいめい)期を振り返る機会にしてもらえれば」と話した。