「三重旺玄展」始まる 県美県民ギャラリーに絵画22点

【旺玄会三重支部会員の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】公募美術団体「旺玄会」三重支部(支部会員18人)の「第41回三重旺玄展」が23日、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。同支部会員16人と一般1人の絵画計22点を展示している。27日まで。入場無料。

同支部は昭和58年に設立し、現在県内の40―80代が所属。同ギャラリーでは5月に東京であった本部展入選作を毎年紹介している。

バケツを手に畑で作業する高齢の女性「茄子の朝採り」、ドラム缶や浮きなどを描いた「漁港の一隅Ⅱ」、デニムをはいた足を大小にコラージュした「心で歩く」など多様な作品がある。

奥山かず子支部長(74)=津市高茶屋=は「人物、具象、抽象、心象などバラエティーに富んだ自由な画風が旺玄の特徴。作品にはそれぞれの生活や関心のあることがおのずと出る」と話した。