![web15◎P説・議員定数1](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/4d1604041aa5bfb27d00e5d16932cc72.jpg)
【松阪】三重県の松阪市議会が設けた「議員定数等の在り方調査会」の小林慶太郎会長(四日市大学副学長)は21日、同市役所で中島清晴議長に意見書を提出した。議員定数について「現状維持の28人から4人減の24人までが妥当」と提言した。
市議の任期満了は来年7月31日。同市住民自治協議会連合会が昨年11月21日、議員定数の8人削減などを求める意見書を市議会に提出したのを受け、学識者4人でつくる同調査会が今年8月7日に発足し、4回審議した。「議員定数を減らすと旧町を中心とした地域の市民の意見が反映されなくなる恐れがある」などの意見が出た。
9月16日の3回目の会合で定数を据え置く方向で答申すると合意した。しかし、住民自治協が10月4日に同調査会に対し、「提言を切り捨てるとも思われかねない意見がありますことを非常に残念に思っております」と訴える文書を出したのを受け、答申では「一つの結論を下す結果には至らなかった」「『現状維持=定数28』から『削減=定数24』という幅を持たせた意見とすることとした」と方針転換を説明している。