<東海高校野球>菰野・栄田粘投も失点悔やむ

【聖隷クリストファー戦で先発した菰野・栄田=ちゅ~るスタジアム清水で】

「打たれないという気持ちで行き過ぎた」―菰野の主戦左腕・栄田は1点差を追いかける三回、先頭に粘られて四球を与えると、1死から内野陣が立て続けに2失策。その後も2点適時打を浴びて4失点した。

四回以降もボール先行の投球が続いたが、九回までわずか2安打に抑え、要所で三振を奪う粘投。「球の質は悪くなかった」とした上で「立ち上がりが課題。凡ミスからぐだぐだになっていった」と悔やんだ。

先発で5失点以上したのは、春季東海大会1回戦で享栄に九回7失点完投して以来。5カ月ぶりの大量失点に、3年生引退の影響を挙げ「最上学年として、自分がという気持ちが前に出過ぎた」と振り返った。

「(敗因は)打たれたことより、守備の乱れと四球が多かった。自業自得」と森田監督。残る春季、夏季大会に向けて「序盤から強く投げること」を意識して「大会一つ一つを成長につなげる」と意気込んだ。