関南部まち協が10周年記念祭 伝統「葛葉太鼓」を披露 亀山

【葛葉太鼓保存会による「葛葉太鼓」の披露=亀山市関町萩原の関南部地区コミュニティセンターで】

【亀山】三重県の亀山市関南部地区まちづくり協議会(松村弘光会長)は19日、同市関町萩原の関南部地区コミュニティセンターで、同協議会の設立10周年を祝う記念祭を開催した。多くの地区住民らが交流しながら祭りを楽しんだ。

同協議会の前身は平成18年、関南部地区コミュニティとして、古厩、萩原、関ケ丘、福徳、久我、越川、金場の7自治会で発足。その後、同26年に同協議会に移行した。中山間部の6自治会と振興住宅地の関ケ丘自治会には現在、約320数世帯約860人が住んでいる。

同センター室内では、この10年の歩みをまとめたビデオを上映。屋外では、葛葉太鼓保存会が同市の伝統芸能「葛葉太鼓」を披露したり、同市出身の女性シンガーソングライター・マツモトハナノさん(24)がギターを弾きながらロック調の歌を歌った。

また、シカ肉の野菜汁やから揚げ、地元産のサツマイモの石焼き芋の振る舞いもあった。

松村会長(77)は「休耕田を活用したふれあい菜園や納涼祭、敬老会などを通じて、各地区の住民同士の交流がより深まった」とし、「今後も『みんなで参加 明るく 元気で 楽しい まちづくり 目指そう地域力アップ』をスローガンに、関南部地区の活性化に取り組む」と話していた。