北勢バイパスなど整備を 建設促進期成同盟会が国に要望

【吉岡国土交通事務次官(中央)に要望書を手渡す森市長(左から2人目)と末松市長(同4人目)(四日市市提供)】

三重県の北勢バイパス建設促進期成同盟会(会長・森智広四日市市長)、鈴鹿四日市道路建設促進期成同盟会(会長・末松則子鈴鹿市長)は16日、国土交通省で国道1号北勢バイパスなどの整備について要望活動を実施した。

森市長、末松市長のほか、矢野純男朝日町長、小川謙四日市商工会議所会頭が参加。吉岡幹夫国土交通事務次官らと面会し、要望書を手渡した。

北勢バイパスについては国道477号バイパス―国道1号の事業推進、暫定2車線開通区間の速やかな4車線化、鈴鹿四日市道路の事業推進を要望。

そのほか、魅力あるまちなかの実現に向けて、近鉄四日市駅交通ターミナル(バスタ四日市)整備事業の推進、中央通り再編事業と相互に連携した整備への配慮、近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業の強力な支援をそれぞれ求めた。

北勢バイパスについて、森市長は「一日も早く全線開通するよう整備を進めていただき、その後は、交通量が増えているため四車線化をお願いしたい」、鈴鹿四日市道路について、末松市長は「多くの効果が発現する道路であるため、計画通りに事業進捗(しんちょく)をお願いしたい」とそれぞれ要望した。

また、バスタ四日市や近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業について、森市長は「中心市街地において、マンションやオフィスビルなどが着工や竣工(しゅんこう)するなど、民間投資の効果が発現している状況であるため、引き続き支援をお願いしたい」と要望した。

要望を受け、吉岡国土交通事務次官は「バスタ四日市や近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業については、地元のみならず、民間の期待も大きいのでしっかりと応援していきたい。また、北勢バイパスや鈴鹿四日市道路の事業が進むよう頑張りたい」と答えた。