ヴィアティン三重「初代王者誓う」 男子バレー「新生」Vリーグ19日開幕

【スポーツを通じた地域振興に関する連携協定書を手にする三交不動産の中村社長(右から2人目)とヴィアティン三重の椎葉常務=津市の三交不動産本社で】

バレーボールの男子V2リーグ昨シーズン3位で、今月19日開幕の「新生」男子Vリーグに県内から唯一参加するヴィアティン三重の選手、監督らが16日、ユニホームスポンサー契約などを結ぶ津市丸之内の三交不動産本社で、初代Vリーグ王者になると誓った。

昨季V2、V3リーグに所属するなどした男子18チームが参戦。東地区(8クラブ)、西地区(10クラブ)で総当たり戦を行い各地区上位2チームがプレーオフで優勝を争う。ヴィアティン三重は西地区に入った。

オフシーズンに、これまで得点源としてチームを支えた選手が相次いで退団。それでも今月の国民スポーツ大会(国体から改称)では2年連続決勝進出。同リーグ東地区の埼玉アザレア主体の埼玉に破れ優勝を逃したが収穫と課題を得た。

昨季V2男子6位で、今年5月で休部した大分三好からOP山下晃選手を獲得するなど新戦力の活躍も楽しみ。倉田真監督は「高さはないが守備力を磨き、頭を使ったプレーで得点を狙う」、山下選手は「フレッシュで若さのあるチーム。国スポの勢いを止めることなくまずは西地区優勝目指し頑張りたい」と語った。

国内リーグ最高カテゴリー「SVリーグ」が新たに発足したことにともない、「Vリーグ」は「SVリーグ」の下部の位置づけとなる。運営会社ヴィアティン三重ファミリークラブの椎葉誠常務取締役は「SVリーグを目指すことに変わりはない。道のりは厳しいが一歩一歩積み上げていく」と決意を述べた。

三交不動産(中村充孝社長)が16日、津市丸之内の同社本社で、バレーボール男子のヴィアティン三重(後藤大介社長)とスポーツを通じた地域振興に関する連携協定を結んだ。

2017年からユニホームスポンサー契約を結ぶ同クラブとバレーボール教室を開くなどして競技の普及・振興に取り組んでいる。今後は地域住民や従業員の健康増進に向けた取り組みも共同で行う。

協定締結後、本社で会見した中村社長は「国内有数のチームに成長したクラブとともに歩むことを誇りに思う。今季も心から応援していきたい」と語った。