同僚男を殺人容疑で再逮捕 四日市中国人女性死体遺棄 三重県警

【四日市】三重県四日市市中野町の雑木林で中国人女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、県警捜査一課と四日市西署は14日、殺人の疑いで、フィリピン国籍で菰野町菰野、工員ジュニ・ジェルビン・ベルナデス容疑者(32)=死体遺棄罪で起訴=を再逮捕した。

逮捕容疑は昨年7月22日ごろ、四日市市内で中国籍の同市まきの木台1丁目、工員趙霞(ジャオシャア)さん=当時(36)=を殺害した疑い。県警は「捜査に支障がある」として、認否を明らかにしていない。

県警によると、2人は共に市内の工場で働き、同日夕方、桑名市内の飲食店で食事をしていたとみられる。趙さんは同日から連絡が取れず、今年4月、雑木林で白骨化した状態で発見された。目立った外傷はなく、死因は特定できなかった。

県警はジュニ容疑者の取り調べや関係者への事情聴取などから、2人が何らかのトラブルになり、ジュニ容疑者が趙さんを殺害して遺体を雑木林に運んだとみて、詳しい経緯を調べている。