三重県信用保証協会は12日、津市桜橋の同協会で、創業に必要な知識を学ぶ「創業カレッジ」を開講し、創業まもない人や創業を考えている人など7人が参加した。
講座は、同協会が令和元年から開き、今年で6回目。マーケティングや財務会計、ビジネスシミュレーションによる事業計画管理など全6回の講義や演習で、創業後に必要とされる知識を身に付けるほか、最終回では講座を通じて考案した事業計画を発表する。
受講者には同協会の担当職員が個別につき、受講者が抱える創業に関する課題解決や事業計画のブラッシュアップなどを支援。卒業後は融資が必要な際の金融機関紹介や、希望者には悩みに合わせた専門家を無料で派遣し、創業の手助けをする。
入校式で、同協会の稲垣清文会長は「これから創業までの時間しっかり準備をしてほしい。創業することでなく、創業した後に目標を達成してもらうことが私達の願い」とあいさつした。
その後、受講者がこれまでの経歴ややりたい事業を紹介するオリエンテーションや、協会担当者との個人面談、同講座卒業生で度会町で洋菓子店「お菓子のじかん RUCIEN(ルシエン)」を経営する西川真衣さんによる講演などがあった。