東京で鈴鹿墨PR 19日に「文房四宝まつり」 三重

【19日の来場を呼びかける伊藤実行委員長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の伝統的工芸品鈴鹿墨などを広くPRする伝統的工芸品フェア「第22回文房四宝まつり」(同実行委員会主催)が19日午前10時―午後5時まで、東京都台東区浅草の浅草公会堂で開催される。入場無料。

伝統的工芸品に指定されている文房四宝は鈴鹿墨のほか、広島県熊野町の熊野筆、鳥取市の因州和紙、宮城県石巻市の雄勝硯。

同まつりは4産地の地域間交流を通じて、伝統的工芸品への理解や認識を深めるのが狙い。各産地が持ち回りで隔年開催しており、ことしは10年ぶりに鈴鹿市が担当。広く多くの人に周知したいと、東京で開催する。

当日は4産地による伝統の技の実演や体験、販売をはじめ、特別企画「墨博」は書と和太鼓で演出する書道パフォーマンスなどがある。第27回鈴鹿墨展も同時開催。

市内で唯一の墨製造事業者「鈴鹿墨本舗」の伊藤晴信実行委員長(37)は「さまざまなイベントを通じて筆、紙、硯、墨の魅力をPRする。ぜひ多くの人に来場してほしい」と呼びかけた。