犯罪被害防止へ啓発 「このまち良くし隊員」に7人 三重・鳥羽署

【今村署長(後列右端)から任命書を受けとった「このまち良くし隊員」ら=鳥羽署で】

【鳥羽】三重県警鳥羽署は7日、警察と連携して各種犯罪の被害防止を啓発する「このまち良くし隊員」に、管内(鳥羽・志摩市)の民生委員7人を任命した。任期は10月1日から1年間。同署での任命は初めて。

隊員らは民生委員としての活動の中で、詐欺や窃盗など犯罪被害防止を地域住民らに呼びかけ、犯罪のない安全で安心な地域社会の実現に協力する。

同署で任命式があり、今村昭彦署長が出席した6人に任命書を手渡し、「犯罪の手口や被害防止のポイント、最新の犯罪状況などをお知らせするので、日々の活動の中で住民に伝えていただきたい」とあいさつした。

志摩市民生委員児童委員協議会連合会の宮本善則会長(76)は「特殊詐欺の被害が収まらないので、電話でお金の話が出たら詐欺だと思ってもらうように啓発していきたい」、鳥羽市民生委員児童委員協議会高齢者部会の山本芳照部会長(71)は「警察と連携しながら犯罪が一件でもなくなるように見守りを強化していきたい」と意気込みを語った。