ドローン指揮車を共同企画 CSPとモビリティナビ、災害状況確認や警備に 三重

【CSPドローンベースカーのイメージ写真】

ドローンによる設備点検や広域監視サービスの「セントラル警備保障」(=CSP、東京都、市川東太郎社長)と、三重トヨタグループでドローン専用仕様車を企画・販売する「モビリティナビ」(津市、竹林憲明社長)はこのほど業務提携し、災害支援や警備用途で活用できるドローンの移動式指揮車「CSPドローンベースカー」を共同企画した。来年4月以降の販売開始を予定している。

異常気象や大地震など自然災害時、上空からの被害状況確認や二次災害回避などにドローンの活用が増えている状況を踏まえた取り組み。

「CSPドローンベースカー」の主な機能は、ドローンなど各種設備への給電▽ドローンの離発着ポート機能▽地震などの災害により地上インフラが損壊しても通信機能を維持できる衛生通信機能「StarLink(スターリンク)」▽不審なドローンを検知し追尾するC―UAS機能▽各種映像監視機能―など。

警察や消防関係などでの利用を想定し、来年の大阪・関西万博や参院選など大型短期イベントなどでの短期レンタルも計画している。

今月9―11日に東京ビッグサイトで開催のテロ対策特殊装備展では、モビリティナビ仕様のドローンベースカーを参考展示する。