介護の仕事、学び体験 亀山高生と東小児童が連携授業 三重

【車いすの開け方を実践する児童ら=亀山市本町1丁目の県立亀山高校で】

【亀山】三重県亀山市本町1丁目の県立亀山高校総合生活科3年生6人と、隣接する市立亀山東小学校4年生69人は2日、同高校で、生徒と児童の連携授業「介護の魅力を伝えたい」と題して、共に介護について学び、体験した。

総合生活科3年生は、課題研究として介護に取り組んでいる。児童に介護について教えることで、生徒は授業で習ったことをより理解し、児童らも介護について知識を深めるのが狙い。生徒と児童の連携授業は初めて。

生徒らは児童に、介護の仕事について説明。児童らは車いすの開け方や、高齢者が床から起き上がる動作などを実際にやってみた。また、介護に関わる職業として、介護士や理学療法士、言語聴覚士などの専門職があることを紹介した。

児童らは「介護の仕事が少し理解できた」、「高齢者の支えになる仕事」と言い、言語聴覚士を目指す三河若葉さん(17)と理学療法士を目指す、永井柚里奈さん(17)は「人を支えるやりがいのある仕事」、「介護士をしている母親の姿を見て、介護に関わる仕事をしたい」とそれぞれ話した。