四商高生、企画書作成に挑戦 33総研から講師招き実践授業 三重

【四日市】三十三総研(三重県四日市市)は9月30日から2日まで、四日市商業高校(同市尾平町)3年生を対象に「企画書の作成とプレゼンテーション」の授業を実施した。

同校では、実践的活動を通して商業を総合的に習得する「総合実践」の授業を実施しており、同校からの依頼により、同総研が講師を派遣。同総研コンサルティング部の福井慎吾リーダーが講師を務め、「企画書(提案書)の作り方」で福井氏は、企画書を作る目的は「相手を動かす」ことにあると説明したほか、論理の組み立て方を図解で示し、自分が言いたいことを伝える「説得」ではなく、相手が聞きたいことを想像し、答えを用意することで初めて「納得」が生まれると解説した。

さらに、2人1組のチームを組み、「文化祭の出し物をダンスとすることについて、いかにして担任教諭に納得してもらうか」のテーマで企画書を考え発表した。

「プレゼンテーションの基本」では、説明では結論から先に述べ、その後で理由を述べるといった表現のスキルを説明したほか、ボディランゲージの効果的な使い方、姿勢やアイコンタクトの重要性について解説。「自分の話を一方的に伝えるのではなく、相手の反応を確かめながら双方向でコミュニケーションを取ることが重要」と説明していた。