2024年9月28日(土)

▼与野党とも新総裁、新党首が決まり、次の焦点は、総選挙がいつになるのか? そして日本の政治は果たして変わるのか? に移った。しかし、ここまで各候補の演説、討論などを見てきたが、期待感は薄い。何より、争点がなんだったのかも判然としない

▼あれほど騒いだ「統一教会問題」「裏金問題」はうやむやのまま。そのほか、日本には問題が山積しているというのに、それらに総花的に触れるだけで、具体策はなし。どれ一つとして解決しそうにない

▼「少子高齢化と人口減少」「東京一極集中と地方の過疎化」「原発を含む再エネ転換の遅れ」「失われた30年と長期低迷」「止まらないインフレと円安」「生産性の低さ」「デジタル化の遅れ」「移民・難民問題」「時代に適さない教育システム」「子どもの貧困」「介護難民、介護士不足」「世界最悪のジェンダーギャップ」「食料自給率の低さ」「巨額の政府債務と財政赤字」

▼これらは今日まですべて「先送り」されてきた。日本の政治家の本当の政策は「先送り政策」ではないだろうか。これでは誰が首相になろうと同じ。先送りの行き着く先は破綻だ。