人物画中心に30点 津で「新美会」、ミニ個展も 三重

【新美会の作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

【津】津市を拠点に活動する絵画グループ「新美会」の第47回作品展が、同市中央の三重画廊で開かれている。同市と亀山、鈴鹿両市の70―80代の男女会員とOBら計14人の作品約30点を展示している。29日まで。入場無料。

同会は画家の故森谷重夫氏が始めた人物画のデッサン会を引き継ぎ、月2回市内で活動する。月1回伊藤清和さん(72)が講師を務めている。

肘掛けいすに座る女性「花柄のワンピース」、黒い着物があでやかな太夫「傾城(けいせい)」など人物画を中心に「牡丹」「フィレンツェ」などが並ぶ。伊藤講師のアクリル画「面」や森谷氏の遺作「座像」もある。

高校時代から森谷氏に師事した駒田春子さん(83)は「作品展があることで頑張れる。それぞれの個性を見てほしい」と話す。

毎回1人の会員を別室でクローズアップするミニ個展では、舟橋千恵子さん(75)=津市藤方=の「はな」など26点を紹介。舟橋さんは「楽しく描いているところを見ていただけたら」と話した。