空き家から蛇口29個盗難 松阪の三重県営住宅、窓ガラス割り侵入か

三重県は26日、県営住宅宝塚団地(松阪市宝塚町)の空き家13戸から蛇口29個が盗まれたと発表した。何者かが窓ガラスを割って侵入したとみられる。県は松阪署に被害届を提出した。

県によると、空き家の台所や浴室に取り付けられていた蛇口が盗まれたほか、それぞれの空き家で掃き出し窓の鍵付近が割られていた。窓ガラスの簡易的な修繕に約20万円を要する見込み。

団地を管理する団体の担当者が25日午後1時半ごろ、団地内を巡回中に被害を確認した。直近で巡回した9月18日以降に侵入されたとみられる。入居者がいる住居に被害はなかった。

この団地は老朽化を受け、平成23年6月から新規の入居を受け入れていない。県土整備部は「指定管理者による巡回を強化する。入居者には被害を伝え、注意を呼びかける」としている。