ソフト選手らが小学生と交流 打撃披露に驚きの声 熊野町の山崎運動公園

【ソフトボール選手とキャッチボールを楽しむ児童ら=熊野市有馬町の山崎運動公園で】

【熊野】日本女子ソフトボールリーグ第4節の三重大会(27―29日)を前に、クラブチームや実業団の選手らが26日、熊野市有馬町の山崎運動公園で、市内の小学生とソフトボールを通じて交流した。

5チームの選手やコーチ50人ほどが、市内の井戸と有馬、金山事業所の学童クラブに通う児童124人の前で、内外野のノックやシート打撃を披露。返球速度や柵越えの打球に、児童らは驚きの声を上げた。

本塁から一塁への走塁対決では、同時にスタートするも、選手が大差をつけて一塁へ到達。投手との1打席対決でバットに当てる児童もおり、ファウルに切れた大飛球に歓声が広がった。

児童らは3人1組を作り、選手とキャッチボールを楽しんだ。グラブを使わず捕り、徐々に距離を広げて投球。声をかけ合いながら、協力して10回以上の連続捕球をするチームもあった。

走塁対決に挑んだ有馬小4年の乾波音さん(9つ)は「初速がすごくて追いつけなかった」、打席に立った金山小3年の竹村春馬さん(9つ)は「球は速かったが、真ん中の球を思いっ切り振ったら当たった」と話した。