「久居ナシ食べて事故なし」 津の温浴施設で配り啓発 秋の全国交通安全運動

【久居特産のナシを手渡す津南署員(右)ら=津市榊原町の湯の瀬前で】

【津】「ナシを食べて交通事故なし!」―三重県津市の津南地区交通安全協会と津南署は26日、同市榊原町の温浴施設「湯の瀬」前で秋の全国交通安全運動に合わせた啓発を実施し、久居特産のナシ30個を利用者に配布した。

果物のナシと交通事故「無し」をかけた啓発で、10年ほど前から管内で実施。コロナ禍で途絶えたが昨年同施設で再開し2年目となる。

同協会役員の中尾兼隆さん(74)や津南署員ら計5人が参加。「交通事故なしでお願いします」などと呼びかけながら利用者に「交通事故 梨(なし)!」のメッセージが入った市内の諸戸農園のナシ「新興」を手渡した。

津南署交通課の川村聡課長(59)は「今年に入って管内での死亡事故はゼロだが物損事故などの総数は増えている。事故なしを目指し運転には気を付けてほしい。久居のナシのPRにもなれば」と話した。