2620万円だまし取られる 名張の女性、警官や検事装った男らに 三重

【名張】三重県警名張署は24日、名張市の70代女性が警察官や検察官を装った男に、現金約2620万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、女性は先月21日、携帯電話に警察官を名乗る男から「暴力団から400万円があなたの口座に入っていた」と電話があり「この事件は警察官や市職員が共犯なので、誰にも言わないで」と言われた。

その後、検事を名乗る男に「犯罪のお金が振り込まれている。口座残高をゼロにして」などと言われ、今月12日までに現金1千万円を出金。男らの指示で現金を紙袋に入れて玄関先に置き、だまし取られた。

女性はさらに現金を引き出し、同20日に玄関先に置いた現金約1620万円をだまし取られた。男らと連絡が取れなくなり、同署に相談して被害が発覚した。