三重発祥のSSピンポン熱戦 津で大会、障害者と健常者共に楽しむ 三重

【ダブルスの熱戦を繰り広げる参加者ら=津市一身田大古曽の県身体障害者総合福祉センターで】

【津】「みえスポーツフェスティバル兼SSピンポン地域選抜交流大会」(同フェスティバル実行委員会主催)が23日、津市一身田大古曽の県身体障害者総合福祉センターであった。3部門に県内外の95人が出場し、ダブルスの熱戦を繰り広げた。

SSピンポンは視覚障害者向けのサウンドテーブルテニスを健常者も共に楽しめるよう考案した県発祥の生涯スポーツで、金属球が入った球とラバーのないラケットで台とネットの隙間を転がすように打ち合う。

この日は地域選抜▽経験者▽エンジョイ―の3部門に県内外の小4―83歳の障害者と健常者が垣根なくエントリーした。

参加者は「行きます」「はい」と声を掛け合った後、緩急を付けて交互に打ち合い、1ゲームマッチのリーグ戦と決勝トーナメントを戦った。

エンジョイ部門に初めて出場した津市の秦野素子さん(65)は「週1回家の近くで楽しんでいる。日常のもろもろが吹っ飛んで無心になれるところが楽しい」と話した。

各部門上位入賞者は次の皆さん(かっこ内は居住地)▽地域選抜の部=①内田謡(菰野町)・内田恭史(同)②米澤浩一(京都市)・大久保武(津市)③石井和明(四日市市)・中瀬古真喜子(同)▽経験者の部=①隅田加津代(伊賀市)・山田典正(名張市)②山田功(名張市)・内田順朗(津市)③太田博之(四日市市)・中村滋男(同)▽エンジョイの部=①井上スズ子(名張市)・山田博子(同)②今成香代子(名張市)・溜井育世(同)③永田美知子(鈴鹿市)・中林恭子(亀山市)