【伊賀】三重県の伊賀市商工会は21日、伊賀市ゆめが丘1丁目のゆめテクノ伊賀で「創業スクール2024」を開講し、20人が参加した。創業を考えている人、創業後間もない人が対象で、参加者は26歳から62歳までの男性13人、女性7人(平均43歳)。三十三総研の伊藤公昭副社長らが講師を務め、10月19日まで毎週土曜に全5回開催される。
この日は伊藤氏が「創業環境の現状分析」「創業のビジョンのビジネスモデル」のテーマで講義。伊藤氏は経営者としての考え方や構想力、実行力について「世の中に何を提供したいのか、自身・自社の存在意義を明確にしてほしい。そのためには、将来の夢、理念をしっかり持つこと」とした上で、論理的に物事を考えなければならない▽時間の使い方で未来が変わる▽構想力を身に着けてほしい▽実行力を磨くこと―などと語った。
外部環境認識については「企業は環境適応型でないと生き残れない。自社に影響を及ぼす未来の変化は今すでに起きており、環境の変化の中から兆しをつかみ取る力を持たなければ。普段から情報収集し、想像する感性と見えないものを見る力を養わなければならない」と強調。
経営理念・経営目標・経営戦略の策定手法については「『三方よし』の価値観を持った社会の機関として一定の役割を果たせる企業にするため、哲学を持たせなければならない。目標を掲げることでなすべきことが明確になる。目標実現のため、自身の強み、弱みを分析し、やり方を考えて」などと話していた。