医療、交通の課題意見交換 三重県知事と鈴鹿市長が円卓対話

【意見交換する一見知事(右)と末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】一見勝之三重県知事と各市町長が地域の課題などについて意見交換する「円卓対話」が17日、鈴鹿市役所であり、一見知事と末松則子市長が、地域医療体制の確保や地域公共交通の活性化について、それぞれの意見を述べ合った。

円卓対話は県政推進のため、知事が地域に出向き、市町などから課題を聞くことで、県と市町のパートナーシップの強化、地域の課題に対する共通認識の醸成を目指す。

医療体制の確保について、末松市長は「鈴亀救急圏の今後の第二次救急医療のあり方について協議、検討が必要」と述べ、一見知事は「二次救急における後方支援の病院確保については相互連携できるように仕組み作りをしていく話をしている」と答えた。

また、地域公共交通の活性化について、末松市長は市のタクシー確保の現状を説明。「運転士確保対策には、県の協力が必要」と訴えた。

そのほか、一見知事は、交通空白地帯への事業者協力型のライドシェアを提案し、「県は鈴鹿市や他市町と一緒になって制度を作っていきたい」との考えを示した。