【志摩】NTT西日本三重支店(佐藤麻希支店長)の若手従業員ら10人は13日、休みを楽しみながら働く「ワーケーション」の一環で、志摩市阿児町国府の複合施設「COBlueCenter(コーブルーセンター)」を訪れ、海岸清掃など社会貢献活動に参加した。
同社が新たな働き方の実践と、地域社会の取り組みを支援する目的で昨年度から始めた。年度内に3回予定しており、本年度2回目。
この日、同支店の従業員らは、同センターの東山迪也オーナーとともに付近の国府白浜の海岸清掃をし、地域や環境課題の解決を目的とする同センターの活動の一端に触れた。
同センターは、リモートワークのための「コワーキングスペース」や、その利用者のためのコーヒースタンド、サウナなどがある。人や企業を呼び込みながら、気候変動や海洋プラスチック問題など環境課題について考える活動をしている。
参加者を前に、東山オーナーは、地域の学校との交流や、海洋プラスチックを用いた製品開発といったセンターの活動を紹介。
参加者が「たくさんのアイデアはどのように生み出しているのか」と尋ねると、東山オーナーは「仕事は課題解決の手段。地域には課題が多くあり、課題が多くあればアイデアも多く浮かぶ」と答えていた。
活動に参加した同支店の宮地諒さんは「海や自然に触れることでリフレッシュできた。多くの方が地域への課題意識を持って活動されていることがとても刺激になった」と話した。