【伊勢】三重県伊勢市小俣町新村の約1300平方メートルの田んぼで13日、地元の明野小学校の5年生108人が田んぼアートの稲刈りに挑戦した。
農地の環境保全などに取り組む「水土里プロジェクトおばた」(山本一行会長)が、田んぼアートを通じて農業への理解を深めてもらおうと同校と連携して実施し、10回目となる。
5月に児童らと住民、苗を育てた明野高校生産科学科の生徒らが一緒に田植えを実施。7月には、6種類の稲で児童がデザインした猫の絵柄と「げんき」の文字を表現し、町内外からたくさんの人が観賞に訪れた。
この日は、児童らが住民や明野高生らに教わりながら、鎌を使って黄金色に実った稲を刈り取って束ねたり、足踏み式の脱穀機でもみを外したりして、昔ながらの農作業を体験した。収穫したもち米を使い、12月に餅つきを行う予定。
5年の奥山琉大君(11)は「昔の農作業は大変だと思った。自分たちで刈った米で餅つきができるので楽しみ」と話した。