補助金活用を解説 四日市でセミナー、三重県内事業者ら80人参加

【四日市】三重県四日市市諏訪町の四日市商工会議所で13日、補助金活用セミナーが開かれ、県内事業者を中心に約80人が参加した。

補助金の活用に興味・関心がある人、設備の新設・更新などの計画がある人、先々の事業承継を考えている人などを対象に、三十三銀行、三十三総研と同会議所が開催。

コンサルティング会社「決断next」(同市堀木2丁目)の杉野晃久氏と丸山裕介氏が講師を務め、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金、省エネ補助金、事業承継引継ぎ補助金など注目補助金の紹介、補助金活用・申請のコツなどについて解説した。

丸山氏は、補助金は国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせてさまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みを支援するために資金の一部を給付するもので、助成金や給付金とは違って必ず審査があり、申請したら必ずもらえるものではないと説明。「さまざまなシーンとタイミングを合わせて活用できる」とした上で、基本的に返済は不要だが、補助事業で投資額以上に大幅に利益が出た場合に返済義務が発生するケース(収益納付)もあるので注意が必要なこと、申請に期限があることなどを強調していた。

杉野氏は事業再構築補助金について説明し「ポイントは建物の新築ができること。既存事業と似た事業でも認められる可能性があり、次回公募があれば挑戦してほしい」と話していた。