港中学生が医療職場体験 レントゲン撮影に挑戦 伊勢赤十字病院で

【ぬいぐるみを使ってレントゲン撮影を体験する生徒たち=伊勢市船江の伊勢赤十字病院で】

【伊勢】三重県伊勢市の港中学校の生徒らが10―12日、職場体験として市内の伊勢赤十字病院を訪問し、看護師や放射線技師など医療に関わるさまざまな職業に触れた。

同校が2年生を対象に実施した職場体験の一環で、医療職に関心がある生徒4人が参加。3日間で、看護師や心理カウンセラー、薬剤師など、院内で働くさまざまな職種の職員から、仕事の内容や思いを聞いたり、体験を通して理解を深めた。

放射線技術課では、看護服に身を包んだ生徒らが、技師からレントゲンやCTなど放射線を使った検査や治療を行っていると説明を受けた。続いて、ぬいぐるみを使って実際にレントゲン撮影に挑戦。また、実際のレントゲン画像などを使って骨折や病気の症例を見たり、コンピューターによる画像処理も体験した。

参加した長野夏樹さん(14)は、看護師の母や医療ドラマの影響で、将来医療の仕事に関わりたいといい「難しくて大変な仕事だけど、働いている人の楽しそうな雰囲気が分かって、ますます興味を持った」話していた。