【度会郡】三重県大紀町の服部吉人町長(66)は12日、大紀町役場で会見し、任期満了（令和７年３月12日）に伴う同町長選（同年２月11日告示、16日投開票）に再選を目指して立候補すると表明した。今のところ、他に出馬表明はない。
服部町長は、この日に行われた町議会定例会の一般質問で出馬意向を問われ、答弁の中で出馬を表明したと説明。コロナ対策や高齢者見守り事業、交通弱者対策など１期目の取り組みを挙げ、「町民や議会、地域の各種団体の皆さんの協力や理解があり、３年半頑張ってきた」と振り返った。
また、錦地区の避難困難者の高台移転と老朽化した役場本庁舎の新築移転を２期目の重要施策と位置づけ、「これまでの取り組みを継続しながら、本年度中に基本構想をまとめ、２期目から進めていきたい」と意欲を見せた。
服部町長は、建設会社勤務を経て昭和53年に旧大内山村役場に就職。町村合併後は教育長や副町長を務めた。令和３年の町長選で初当選し、現在は１期目。