三重県出身の人気ユーチューバー「はらぺこツインズ」のかこさんとあこさんが5日、県庁で県内の食品をアピールする動画を撮影した。一見勝之知事も共演。9月中旬にも動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される。
はらぺこツインズの2人は双子で、平成29年にユーチューブ内にチャンネルを開設し、大食いや商品紹介などの動画をこれまで約860本配信。チャンネルの登録者は5日現在で約54万人に上る。
今回の撮影は、県内の食品を紹介する新企画「三重県を食べつくすぞ!はらぺこツインズ(#みえぺこ)」の一環。企画は大内山酪農(大紀町大内山)が設立75周年を記念して2人に依頼した。6月に同組合のチャンネルで配信を開始し、来年1月までに75本配信する。
この日、はらぺこツインズの2人は県庁の食堂で撮影を実施。一見知事と共に大内山牛乳で乾杯した後、亀山市のご当地グルメ「亀山みそ焼きうどん」と津市の名物「天むす」を試食し、魅力を伝えた。
一見知事は「甘辛のみそが特長」「交通結節点の亀山で、ドライバーが塩分やたんぱく質を取れる」と、亀山みそ焼きうどんを解説。はらぺこツインズの2人は「紅ショウガが合う」「三重は海の幸、山の幸どれもおいしい」と絶賛した。
また、はらぺこツインズの2人は4日、津市半田の旅館「涼風荘」でも動画を撮影。市内の11店舗から集まった12種類の津ぎょうざを食べ比べ、味や食感を伝えた。
津ぎょうざを紹介する動画は10月上旬にユーチューブで配信する予定。津ぎょうざ協会の森正章会長は「お二人にいろいろな津ぎょうざの違いを伝えてもらい、動画を見た人に興味を持ってもらえれば」と期待した。
大内山酪農では配信を通じて県の知名度向上をねらっており、同組合の特設サイトでは、抽選で食品やオリジナルTシャツがもらえるキャンペーンも実施している。