J3奈良クラブ監督に中田一三氏 三重・伊賀出身の元Jリーガー

【中田一三氏】

サッカーのJ3奈良クラブは4日、三重県伊賀市出身の元Jリーガーで、J2清水エスパルスでコーチを務めていた中田一三氏(51)が新監督に就任すると発表した。4日現在20チーム中18位で、JFLへの入会(降格)圏内の19位まで勝ち点差3となっており、スペイン人監督、フリアン・マリン・バサロ監督(35)を解任して体制の刷新を図る。

中田氏は四日市中央工高卒業後、横浜フリューゲルスなどでプレー。引退後指導者に転じ、2019年に当時J2の京都サンガの監督を務めた。三重との縁も深く、現在東海社会人リーグ1部のFC伊勢志摩の立ち上げから関わり理事長や総監督を務めたほか、18年には成年男子三重選抜監督を務めて福井国体で4強入りした。

中田氏はクラブのHPを通じて「この困難を乗り越え、奈良クラブを確実に残留へと導くことは当然の使命であり、そのために私は全力を尽くします」とコメントしている。