困窮家庭支援へ、食料品など寄贈 七栗記念病院、津市社協久居支部に 三重

【石川会長(左)に贈答品を手渡す松嶋看護部長=津市久居東鷹跡町の市久居総合福祉会館で】

【津】三重県津市大鳥町の藤田医科大学七栗記念病院は28日、職員から寄せられた食料品や生活用品を市社協久居支部に寄贈した。同支部管内の生活困窮家庭の支援に活用される。

同院ではSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みで社会に貢献しようと令和3年度から夏と冬の年2回、同院に届いた贈答品や職員に呼びかけ集めた物品を同支部と市内の児童養護施設に寄付している。今回は先月下旬からスープ、飲料、菓子、タオルなど65品目105点を集め、この日届けた。

寄贈式では松嶋文子看護部長(58)が「必要な方に提供していただき、皆の思いが伝わるといい」と市社協の石川博之会長(68)に贈答品を手渡した。

石川会長は「社会の課題を民間の病院が一緒に解決しようと活動していただいていることがうれしく、ありがたい」と謝辞した。