三重県ゆかりの4選手出場へ パリ・パラ、29日未明開幕

【右から伊藤智也選手、井谷俊介選手、前川楓選手、岡田和也選手】

障害者スポーツの祭典、パリ・パラリンピックが28日(日本時間29日未明)に開幕する。コンコルド広場で開会式が行われ、競技は29日から始まる。開催期間は9月8日までで、日本からは海外開催の大会では最多の175人の選手が出場する。

三重県ゆかりの選手は4人で、最年長は鈴鹿市出身で陸上の男子車いすT52の伊藤智也選手(61)=バイエル薬品=で日本選手団でも最年長。400メートルと800メートルで金メダルを獲得した北京大会などと同じ障害のクラスで自身5大会目のパラリンピックに臨む。

陸上では、男子200メートル(義足T64)で大紀町出身の井谷俊介(29)=SMBC日興證券=、女子走り幅跳び(義足T63)、女子100メートル(同)で津市出身の前川楓(26)=新日本住設=も出場する。井谷選手は初、前川選手はリオデジャネイロ、東京に続く3大会目のパラ五輪出場となる。

射撃競技には鈴鹿在住の岡田和也選手(54)=サイネオス・ヘルス・コマーシャル=が初出場を果たす。自分の腕で銃を保持して撃つSH1クラスで、50メートルライフル伏射と10メートルエアライフル伏射に出場を予定している。