若者の個性豊かなアート作品 桑名のギャラリーで「未完展」 三重

【若い人たちが手がけた個性豊かな作品が並ぶ会場=桑名市東方のアートスペース美園で】

【桑名】三重県桑名市東方のギャラリー「アートスペース美園」で27日、毎年恒例の「未完展」が始まった。県内外の高校生、大学生、大学院生13人の個性豊かな作品125点を展示している。9月1日まで。時間は正午―午後6時(最終日は午後4時まで)。

同展はギャラリーの企画展の一つで、創作活動を続ける若い人たちのために発表する場を設けようと、令和2年から始めた。会場には、油彩画やアクリル画、デジタルアート作品のほか、レジン(樹脂)や天然石で作ったアクセサリーも並ぶ。

出品者の1人、いなべ総合学園高校3年の片岡咲紀さん(17)は、高校卒業後は専門学校に進学してCG・映像分野を学ぶ予定といい、「将来は映像の世界に進みたい」と話す。名古屋芸大4年の都築真由さん(22)も「一アーティストとして活動を続けたい」と将来を夢見て、希望に胸を膨らませている。

ギャラリーのオーナー伊藤明淑さん(66)は「これから活躍する若い人たちの作品を、ぜひ見に来て」と呼びかけた。問い合わせは同ギャラリー=電話090(4860)3014=へ。