行政評価でサービス向上へ 総務省中部管区・竹中局長が本社来訪 三重

【小林社長(左端)と歓談する竹中局長(中)、河野所長=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】7月5日付で総務省中部管区行政評価局長に就任した竹中一人氏(53)が27日、三重県津市本町の伊勢新聞社を訪れ、小林千三社長に新任のあいさつをした。竹中氏は「行政手続きで大変だったことがあれば教えていただき、行政サービス向上につなげたい」と抱負を述べた。

竹中氏は同局三重行政監視行政相談センター所長の河野誠一郎氏らと共に来社。岐阜県出身の竹中氏は中部地区を「慣れ親しんだところ」だとし、地方の現状について「人口減少の影響が如実に出ており持続可能な社会のために何をするかが課題」と述べた。

行政評価局には行政相談で困りごとを聞き取り、各省につなぐ役割があるとして「行政手続きを一度やると不満があっても自分が終わると『それでいい』となるが、次の人につなげる意味で、どういうところで困ったかを行政相談で教えてもらえるよう掘り起こしたい」と述べた。

小林社長は「評価するのは大変だが重要な業務。ご活躍を期待しています」と激励した。