【亀山】三重県亀山市本町一丁目の1―4地区の自治会連合会(水野洋亮会長)は25日夕、町内の浄源寺(山田孝彦住職)で、地蔵尊の勤行式(ごんぎょうしき)を執り行った。
地蔵尊は明治31年、災害復興を祈願するため、町内の旧東海道沿い東の鳥居に奉納された後、大正初期に同寺に移転。以降、同寺の境内で、子どもの成長や家内安全、日頃の感謝を願い毎年、勤行式を行っている。
この日は、山田住職の読経とともに、水野会長(44)や関係役員のほか、町民ら計70人が順次、地蔵尊に焼香し手を合せた。また、境内の一角では、金魚すくいやかき氷、みそ焼きうどんの販売もあった。
水野会長は「大正初期から受け継ぐ勤行式を、今年も無事終えることができた」とし、「この伝統行事を絶やさず、守っていきたい」と話していた。