倒れた隣人男性を夫妻が救助 鈴鹿消防、沢村さんに感謝状 三重

【感謝状を手にする澤村夫妻=鈴鹿市飯野寺家町の市消防本部で】

【鈴鹿】救急救命活動に貢献したとして、三重県鈴鹿市飯野寺家町の市消防本部で26日、酒井孝明消防長が同市北玉垣町の澤村成人さん(61)と、みゆきさん(60)夫妻に感謝状を贈呈した。

同署によると、7月28日朝、妻のみゆきさんが外で洗濯物を干していたところ、隣家の庭に出ていた隣人の60代男性が意識や呼吸がなく倒れているのを発見。男性の妻が119番通報し、成人さんが電話口で情報指令課員の指示に従って、男性に心臓マッサージなど適切な応急処置を施したことで呼吸が再開。6分後に到着した救急隊員につなぎ、男性は一命を取り留めた。

酒井消防長がそれぞれに感謝状を手渡し「2人の少し勇気が必要な行動で人命が助かった」と功績をたたえた。

感謝状を受け取った成人さんは「怖かったが呼吸が戻ったときはほっとした」、みゆきさんは「助けた人が良くなったということがうれしい」とそれぞれ話した。