絶景写真で津市をPR 東京の三重テラスでイベント

【ふがまるちゃんの写真講習を聞く来場者=東京都中央区日本橋室町の三重テラスで】

三重県津市の魅力を首都圏で発信するイベント「つデイ」が23、24日の両日、東京都中央区日本橋室町の三重テラスで開かれた。津市出身で写真家のふがまるちゃんこと多田良平氏が撮影した津市の絶景写真の展示などを通じ、首都圏の人に市の魅力を知ってもらおうと企画し、延べ約350人が参加した。

多田氏は、平成28年から県内のグルメや絶景を撮る写真家として、自身が撮った写真をまとめた運営サイトや交流サイト(SNS)のハンドルネーム「ふがまるちゃん」を名乗り活動。SNSの総フォロワー数は、10万人を超える。

イベントでは、津花火大会や満開のヒマワリ、アジサイが咲き誇る市内のスポットで撮られたふがまるちゃん厳選の絶景写真を展示。写真を前に「きれい、行ってみたい」などと言いながら観光プランを訊ねる来場者もあり、職員は市内を巡る周遊プランの提案や市の魅力を伝えていた。

ふがまるちゃんが講師となり、旅先での撮影のポイントが学べるワークショップを実施。「構図を意識するとスマホでもきれいな写真が撮れる」などと撮影ポイントが伝えられると、写真愛好家や旅好きという来場者らは、うなずきながら熱心に学んでいた。

同市に本社を置くおやつカンパニーのスナック菓子「ベビースターラーメン」を使った絵や文字を書く「麺文字」体験や井村屋の主力商品「あずきバー」の無料配布も行われた。

ワークショップに参加した都内在住の20代の女性は「スマホでいい感じの写真を撮るコツを教えてもらえたのがよかった。来月旅行予定なので、試したい」と話していた。

ふがまるちゃんは「SNSでつデイの告知をしたら、それを見て来てくれた人もいて驚いた。首都圏の皆さんと津市の魅力を話し合えてよかったです」と話していた。