「富嶽三十六景」の絵皿も ひばり窯陶友会、東員町で作品展 三重

【「富嶽三十六景」を題材にした絵皿を紹介する舘代表(後方)=東員町山田の町総合文化センターで】

【員弁郡】ひばり窯陶友会(舘克行代表)の毎年恒例の作品展が23日、三重県東員町山田の町総合文化センターで始まった。茶わん、花器、あんどん、スマートフォン用スタンド、蚊取り線香を入れる「蚊やり豚」など、20―80代の会員15人が手がけた約200点が並び、訪れる人を楽しませている。25日まで。

舘代表(74)は、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760―1849年)の代表作「富嶽三十六景」の全46作品を題材にした絵皿を出品した。自ら成形した皿に絵付けをし、46枚の絵皿を制作。2年をかけて完成させた。「色にこだわって作った。一点一点じっくり見てほしい」と話す。

今回、手作りの湯飲み300個を用意し、来場者にプレゼントしている。