台風10号への備えを 三重県知事、県民に呼びかけ

【定例記者会見で台風10号への備えを呼びかける一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は22日の定例記者会見で、本州に向かって北上中の台風10号について「県内を直撃すると大きな被害が予想される」とし、事前の備えを県民に呼びかけた。

気象台によると、台風10号は同日午前3時にマリアナ諸島で発生。暴風域を伴い、発達しながら本州に向かって北上する見込み。27日には本州に上陸する可能性がある。

一見知事は会見で、台風による風水害への対応を時系列で定めた「県版タイムライン」を、22日午前10時に発動したと説明。「台風の上陸を見据えて準備を進める」と述べた。

土砂災害や河川の氾濫が発生する恐れがある場所をハザードマップで事前に確認するよう、県民に要請。避難所や避難経路の確認、備蓄品や防災グッズなどの備えも呼びかけた。