固定資産税を過大賦課 紀北町、3641人に計161万2100円 三重

【北牟婁郡】三重県紀北町は21日、本年度の土地(宅地と雑種地)の固定資産税に課税誤りがあり、3641人に計161万2100円を過大に賦課していたと発表した。過大賦課は最大2万3千円に上る。

町によると、本年度の固定資産税の土地評価を見直す際、土地価格の下落率は修正したものの、更新時に誤って前年度の課税額で算定していたという。6月上旬、国の調査の過程で担当職員がミスに気付いて発覚した。

対象者には今週末、謝罪文と第4期(令和7年2月納付)分の税額を修正した更正通知書を発送する。既に納付した人には9月下旬から減額分を還付する。町は今後、複数の職員で修正を確認するなど、チェック体制の強化に努める方針。

尾上壽一町長は「このような事態を招いてしまったことは誠に遺憾であり、町民の皆さま、納税者の皆さまにご迷惑をおかけしたことを心から深くおわび申し上げる。事務処理における確認を徹底し、再発防止に努めてまいる」とコメントしている。