【津】三重県産コシヒカリの新米の出荷が20日、津市庄田町の米穀卸売業「ミエライス」で始まり、初日は約20トンを出荷した。県内の量販店や小売店を中心に東海、北陸、関西地区などで順次販売される。
この日は鈴鹿地域で収穫した玄米を精米後、2キロ、5キロ、10キロなどパッケージに袋詰めした。コンピューター制御のアームを使ってパレットに積み上げ、リフトで運んで出荷した。今後は松阪市や桑名市で生産したコメを加え8月で約120トンを出荷する予定という。
同社によると今年は台風の影響はなかったものの、昨期の不作とインバウンド需要が重なり全国的な品不足が続いていることから価格は上がるという。
同社管理部の髙橋均課長(53)は「例年より少し小粒だが甘みと香りがしっかり感じられる。出来は平年並み」と評価し「猛暑で生育を心配したが無事に収穫できてほっとしている。ぜひ新米を味わって」と呼びかけた。