山路工業が破産手続き開始決定 帝国データバンク四日市発表

帝国データバンク四日市支店は19日、複写業の山路工業(四日市市栄町)が津地裁四日市支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は2日付。負債は約7千万円。

支店によると、同社は昭和29年に設立。地元企業や官公庁などを得意先としてコピーやパンフレットの製本などを手がけ、平成10年3月期には約7億7千万円の年収入高を計上していた。

しかし、ペーパーレス化や印刷機の低価格化などに伴って受注が減少。今年3月期の年収入高は約6千万円まで落ち込んだ。少なくとも今年6月ごろには事業を停止していたとみられる。